人生の反省会

 生まれて後悔。
 生きて後悔。
 今日は自分の人生について反省する日です。

0歳 誕生 生まれて来た理由についてはわからず。

3歳 駆け落ち 隣家の同じ年の女の子と信濃川の支流まで遠出。両家の家人は遊んでいたふたりが消えたと大騒ぎ。帰宅途中、女の子が泣き出す。なんで泣くのかわからず。そこへ車で捜索に来た彼女の父親と遭遇。おまえも乗れ、と言われるが「知らない人について行ってはいけない」と両親から刷り込まれていたから、これを拒否。独りで歩いて帰る。その道のり往復約5キロ。不条理を覚える。以降、隣のおばあちゃんが「あんな不良と遊ばせるな!」と絶交宣言。3歳にして不良と呼ばれる。

6歳 火事 隣の家より出火。最初に火の手を発見、申告するが両親に信じてもらえず。隣家は全焼。彼女とはそれっきり。

9歳 クラスの隣の席(だったと思う)の女の子の弟が行方不明に。その後、ダム湖で遺体となって見つかる。直後に彼女の家に出入りしていた男が逮捕される。しばらく隣の席が空っぽだった。

16歳 国民体育大会出場 たいして強くもないのに、ちょっと天狗になる。

17歳 挫折 県大会で2冠を獲得するも全国大会に出場できず。腐る。

18歳 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)出場
    国民体育大会出場

19歳 上京 酒を覚える。

20歳 フランス留学(といえば聞こえはいいが、ただのホームステイ)。

21歳 自身の出生の秘密を知る。

24歳 麻疹で入院 真夏に高熱を出して病院へ行くも「風邪だ」と診断。3日で熱が下がらなければまた来い、と告げられ、その通り3日後にまた同じ病院へ。顔に麻疹特有の痣が噴出しているにも拘わらず「風邪だ」と診断。「悪いこと言わないから、他の病院へ行って診てもらいなさい」と受付のおばさんに言われる。その夜、顔面が仮面ライダーの怪人のようになり、高熱でギブアップ。救急車を呼んで搬送された先が、また同じ病院だった……。

29歳 はじめて雑誌に署名原稿を寄稿。

30歳 『虚像の神様〜麻原法廷漫画〜』制作放送。アニメ専門雑誌のアニメ監督一覧に、宮崎駿と並んで氏名が載る。

32歳 交際していた女性が過去2度の堕胎手術を受けていたことが発覚。「でも、あなたの両親は偉いわ。途中で思い留まって、ちゃんとあなたを産んだのだから」そう告白されてノイローゼになる。

33歳 激痩せ。1ヵ月8キロ、次の1ヵ月で4キロ、次の1ヶ月でまた4キロ痩せる。いまから思うと極度の鬱病だったはず。周りは失恋が原因と解釈。

34歳 取材費未払い事件 海外取材費(100万円近かった)を踏み倒そうとした編集者に「やりたいことやってんだから、メシなんか食えなくてもいいじゃないか!」とまで罵られる。同社の他の担当編集者に助言を求めると「ぼくもサラリーマンなんですよ。わかってくださいよ」と逃げられる。社会正義を振りかざす週刊誌にも、信用できない編集者がいることを知る。

35歳 講談社ノンフィクション賞 最終候補 落選
    小学館ノンフィクション大賞 最終候補 落選

36歳 大宅壮一ノンフィクション賞 最終候補 落選
    「3賞合わせて獲得賞金1200万円を逃す」と友人に言われる。

38歳 海外出張中、ある偶然から元ユニセフの職員に自分の生育環境が「虐待」の状態にあったことを教えられる。「アオヌマくん、国際基準でいったら、きみの置かれていた環境って、完全な虐待だよ。それも両親からとなると酷すぎるね。普通はどちらか一方が庇うものなんだけど」そう言われて、哀しくなる。

40歳 自分のキャリアに疑問を持ち始める。

41歳 「最近、ノンフィクションのレベルが落ちている」「大宅賞のレベルも酷い」「アオヌマさんの過去に書いたものなら、今年は大宅賞が取れましたよ」などと、ある編集者から告白される。ああ、この人もいいものを創りたいんだな、と共感して企画を提案。「それ、面白い!やりましょう。早速、企画会議に出してみます」と持ち帰る。しかし、返事はなし。たまたま出版社の前で彼と遭遇。企画の件を訊ねると、ボツになったとのこと。理由を訊くと、「アオヌマさんの本は売れない、上からそういわれたから」あれ?いい本をつくりたかったんじゃなかったの?「じゃあ、どういう本が売れるの?」そう訊ねると、「それがわからないんです」いったい、こいつは何をしたいんだ!? その後、彼は逆ギレ。「うちは最初から3万部売れる人にしか仕事は頼まない」と豪語。元も子もないことを言い出す。こいつだけは許せないと思う。こんなおかしな奴がいるからレベルも下がるはずだ!と、思っていたら、彼は過去に精神を病んだことがあって、クスリを服用しているらしかった。そんな奴が要職に就いて大丈夫なのか? いずれにせよ、モノを書くことの気概を削がれる。

42歳 講談社に抗議文を送付。干される。
    このブログを立ち上げ。

そして、今日。人生を省みる。

 歪んだ性格や人格形成はもうどうしようもないけれど、せめて目の前にあるものには正直で、仕事には誠実であろうと思った。正しいことを伝えたいと思った。いいモノを書きたい、創りたいと願った。だから、そこに苦しみもあった。だからこそ、嘘を付く奴、人を欺く奴、裏切る者、不誠実である者を許せないと思った。人を利用し、相手を顧みず、自分に都合のいいところだけを搾取していく輩を許せなかった。それはやっぱり自分の生活史や生育環境に起因するのかもしれない。だけど、やっぱり自分に都合よく他者を裏切る奴ら、虐げて平気でいる奴らを許せなかった。
 そうしているうちに、気が付くと独りになっていた。周りから取り残されていた。‐‐そんな気がする。
 人間にも旬があると言うけれど、もういいモノなんて書けないかもしれないな。そうすれば結果がついてくると思ったけど、そうでもないらしいし、それになにより、面白くない。
 なんだか信じていたものにことごとく裏切られて、気が付くとくだらない中年になっていた。やっぱり信じたものが間違っていたのか。
 生きることの後悔。
 生まれて来た奇蹟。

 哀しいね。バースデーって。



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頭の悪い極致

 探しものをしていたら、こんなものを見つけてしまいました。

http://diamond.jp/articles/-/30280
(※クリックしてみてください)


 あれだけ(このブログでも)問題点を指摘しているのに、
 相変わらず自著を自画自讃。
 しかも、駄作(あえてそう呼ぶ根拠は示してあります)『A3』では「弟子の暴走論」を明確に支持しておきながら、
 ここでもやっぱり、「なぜ彼(麻原)がサリンを撒けと指示したのか、その理由がいまだにわからない」と、
 明らかに矛盾することを、この期に及んでまで言明(弟子が勝手に暴走したのなら、麻原のサリン散布指示なんて最初からあるはずもない!)。
 それで『A3』の文庫化にあたって、
「だからあなたにお願い」「読んでほしい」と懇願するように販促宣伝に(言い換えれば、小金稼ぎに)邁進する。
 もう、これこそカルトの悪徳商法と同じでしょう。
 矛盾や問題点を指摘された上で、あえて無視してのことですから、もはや犯罪です。
 そうでなければ、よっぽど頭が悪いとしか言い様がない!

 復興庁の参事官がtwitterに、「左翼のクソどもからひたすら罵声を浴びせられる集会に出席/不思議と反発は感じない/感じるのは相手の知性の欠如に対する哀れみのみ」と書き込んで、問題化しましたが、
 本当に「知性の欠如に対する哀れみ」とはあるのだ、
 とつくづく感じます。

 こんな哀れな人物を登用する共同通信社も(それを自慢している当人も)、どうかしていると思いますが、
 もっとも、就職活動にやって来た女子大生を人事部長がホテルに連れ込み、
 その責任を取って社長が辞任するような、
 社会的常識を大きく逸脱している会社なのだから、
 どうしようもないのでしょう。

 「哀れ」というか、
 現実社会のひずみがすべて顕れている気がします。

 そうそう、ひずみといえば、
 探しものの本題はこちらでした。
 ヘイトスピーチに関する集会が議員会館で開かれ、
 そこで民主党比例選出参議院議員と接点を持ったことを証明しています。


http://diamond.jp/articles/-/34875
(※クリックしてみてください)


 この場で(あるいは、これをきっかけに)、
「青沼陽一郎を、なんとかならないか」
 と、働きかけ、これに呼応したのでしょう。
 いったい、どっちが排外主義者なのか……。

 この参議院議員も良識を疑います。
 国会議員になる以前はカルト問題で名を馳せたはずなのに。
 それよりも、双方共に、
 ヘイトスピーチや排外主義について語る立場にすらないのではないでしょうか。



プロフィール

あおぬまよういちろう

Author:あおぬまよういちろう
【青沼陽一郎】
「ジャーナリスト」(週刊文春・週刊新潮)と呼ばれたり、
「ノンフィクション作家」(週刊現代)と呼ばれたり。
 日本文藝家協会・会員名簿には「作家・ジャーナリスト」とある。
 著書に『池袋通り魔との往復書簡』『オウム裁判傍笑記』(小学館文庫)『食料植民地ニッポン』(小学館)『裁判員Xの悲劇』(講談社)『私が見た21の死刑判決』(文春新書)『帰還せず-残留日本兵六〇年目の証言-』(新潮文庫)など。
 映像ドキュメンタリーに『虚像の神様〜麻原法廷漫画〜』シリーズ。

ぜぜ−ひひ【是々非々】
 よいことはよい、悪いことは悪いと公平な立場で判断すること。
「 是を是とし非を非とす る、之を知と謂い、是を非とし非を是とする、之を愚と謂う」『荀子』修身より

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