習近平国家主席はアメリカ合衆国に憧れている!

子ども部屋に泊まった国家主席
 現在、国賓として米国を訪問中の習近平国家主席は、いまからちょうど30年前にアイオワ州のミシシッピ川の畔の小さな町にホームステイしていた経験があります。
 2階建て一軒家の子ども部屋に滞在したという習さんは、いつもニコニコしていて礼儀正しい青年だったとか。
 未来の国家主席は、ホストファミリーにこう語っていました。

「マーク・トウェインの小説に憧れて、ミシシッピ川を一度は見てみたかった」

 マーク・トウェインといえば……、米国を代表する小説『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリイ・フィンの冒険』の作者です。
 知っての通り、いずれも自由をテーマにした小説で、マーク・トウェインの作品でミシシッピ川が舞台となるのはこの作品くらいしかありません。
 ということは……

ええっ!!
中国の国家主席がトム・ソーヤーに憧れていたなんて!


 その習近平が、文化大革命で下放されて暮らしていた「窯洞(ヤオトン)」と呼ばれる洞窟の家にも行ってきました。
 まあ、これならトム・ソーヤーに憧れるのも、無理はないか。自由を求めていたのかも。


中国当局に身柄拘束される!
 その中国で、この夏はじめて身柄を拘束されるという体験もしました。
 田圃の写真を撮っていただけなのに……。あのやり方といったら……。

 苦痛とも言える執拗な取調を受けながら、自由についても考えさせられました。
 中国国内で120人以上の人権派弁護士と呼ばれる人たちが、一斉に身柄を拘束されたのは、その翌日のことでした。
 米国が大好きなのに、トム・ソーヤーやハックルベリイの世界からもっとも遠い場所で自由を奪われているのが習近平という人の気がします。

 米中にわたる現地ルポを、今月10日に発売になって現在も店頭に並んでいる『文藝春秋』10月号に寄稿しています。
 ここに写真を提示してもいいのですが、まずは文章で読んでみてください。


『文藝春秋』2015年10月号
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1391


 因みに、習近平よりも国家主席就任が確実視され、土壇場で序列がひっくり返った李克強首相も若い頃に海外へのホームステイ経験があります。
 それが日本。それも政治家の小沢一郎宅であったことを付け加えておきます。

小沢一郎

スポンサーサイト

安保法案成立と日本の敗戦と反日教育〝9.18〟

安保法案成立に見る日本の敗戦
 安全保障関連法案成立。
 それまで、法案に反対の野党は「牛タン戦術」やらで、延々と演説をぶって時間を引き延ばすことに苦心していたけれど。独り牛歩戦術なんていう議員さんもいたな。最大野党の党首は「なんとしても廃案に持ち込む」と公言もしていた。
 でも結局、成立。
 その有様は、まるで70年前の日本の敗戦といっしょ。
 戦争を引き延ばすだけ引き延ばして結局、敗戦。圧倒的な物量の前に敗色濃厚な戦況の中で、「なんとしても勝つ」と言い張って、抵抗を試みるも敗戦。時間稼ぎで結局、国民を苦しめた日本の軍隊。
 今回の法案を「戦争法案」と呼んだ人がいたが、その戦争の悲惨さを本当にわかっているのかな。
 日本の敗因のひとつは、ストラテジーの欠如。数で不利なことは、法案提出時からわかっていたこと。論争を挑むことも大切だけど、「なんとしても……」というのなら、そこに戦略を持つべきだった。終盤になって空気に便乗したようにようやくいろんな人が騒ぎ出した国会周辺デモといっしょになって、神風でも吹くと思っていたのか。
 政権与党にしても、圧倒的多数で押し来ちゃったところは、原爆を落としてでも戦争に圧勝して正当化する、米軍の姿に重なる。
 成立直前にはNHKでさえ「最大のヤマ場です」と報じていた。時間を労して粛々と可決に向かうプロセスを、そう伝えるところは煽りにしか見えない。
 終わってみれば、70年前の出来事を繰り返し見せつけられているようで、嫌な気分になる。
 日本の体験した戦争の不幸を理解しているのかどうか。


この夏ぼくが訪ねた場所
 因みに、可決の日付は越しちゃったけど、法案成立のかかった9月18日というのは中国の反日教育にとって重要な日。
 すなわち、満州事変が勃発した日。
 この日を江沢民は最大限に利用して、反日教育を強化しました。
 その証拠が以下の写真。この夏にぼく訪ねた場所です。

『勿忘〝九・一八〟』

 かつての満州国の首都・新京と呼ばれた長春には、愛新覚羅溥儀の皇宮がいまも残っています。

溥儀皇宮① 溥儀皇宮② 溥儀皇宮③ 溥儀皇宮④ 溥儀皇宮⑤

 その中心の建物の前に堂々とおかれた江沢民直筆による石碑。
 『勿忘〝九・一八〟 江沢民』 9月18日を忘れるなかれ

勿忘〝九・一八〟江沢民


 かつての皇宮は「長春溥儀研究会/偽満皇宮博物院」と呼ばれる施設の中にあり、皇宮そのものは「偽満州国皇宮」と称されています。

偽満皇宮博物院 偽満州国皇宮

 その脇に、江沢民が建てたいわばこの地域(東北部)で起きたことを伝える……といようより、反日教育資料館のような建物があります。

侵略資料館 資料館前言 〝資料館〟外観


 中国共産党が存在意義を正当化させるために、それだけ力を込める反日教育の起点となる場所。
 その起点となる9月18日。

 これが偶然なのか、それとも歴史の悪戯なのか。
 当事者が意識しないうちに、いろんなことが重なっていますね。

(※写真はいずれもクリックすると拡大します!)

河川の氾濫と放射性物質と茨城県の野放図な体質

茨城県の野放図な体質
 10日の記録的な豪雨による浸水被害で、「15人の行方不明者がいる」と公表していた茨城県と常総市。その挙げ句に……

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150916-OYT1T50017.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015091602000121.html

 行方不明者全員の無事が確認されたのはよかったけれど、
 茨城県の情報伝達の遅れや落ち度は厳しく追及されて然るもの。

 まあ、この県(自治体)の体質なのでしょうね。
 過去には、こんなことがありました。
 原発事故汚染に関連するぼくの取材について、まったく出鱈目な事実と異なる反論を展開しているのです。
(※以下は当時のぼくのブログです!)

http://aonumazezehihi.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
http://aonumazezehihi.blog.fc2.com/blog-entry-49.html

 危機意識に欠けるというか、都合の悪いことは揉み消そうというか……。
 原発事故汚染の状況、それも食品となると、その地域だけの問題ではなくなりますから、より甚大です。


河川の氾濫で放射性物質も流出
 今回の河川の氾濫は、おそらく川底に蓄積していた放射性物質も汚泥といっしょに流れ出たのではないでしょうか。
 例えば、福島県内の除染作業の現場でも、下流域への拡散を防ぐために川底には手をつけられないのが実情です。
 それでも、大きな河川ともなれば、自然と流れ出したものが時間と共に集積され、東京都でも河口付近の蓄積が問題視されているほどです。

 それだけに正確な調査と情報開示が求められるのですが、この県の対応ではね……。



『フクシマ カタストロフ』
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163900148

東京五輪エンブレムより酷い産経新聞の盗用

 東京オリンピックエンブレム使用停止・見直し問題。

http://www.asahi.com/special/timeline/tokyo2020emblem/?iref=com_keyw_01
http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000299/
http://mainichi.jp/sports/news/20150902k0000m040135000c.html
http://www.sankei.com/main/topics/main-30246-t.html

 以前にもこのブログで触れましたが……

『剽窃者たちの系譜』
http://aonumazezehihi.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

 産経新聞なんてもっと酷い盗用をやっています!
 内容どころか、文章までいっしょのところがある。
 わかりやすく、画像を提示します。

 まず下が、2006年初版のぼくの作品です。
『帰還せず 残留日本兵六〇年目の証言』(画像は小学館文庫版です。)
『帰還せず』2015
http://www.shogakukan.co.jp/books/09406074


 こちらがその2年後の2008年に産経新聞出版から出版されたもの。産経新聞の記者が書いているものです。
『未帰還兵 六十二年目の証言』
『未帰還兵』

※詳細は以下の場所で確認してみてください。
https://books.google.co.jp/books?id=QcMhwk31aYgC&ie=ISO-8859-1&source=gbs_ViewAPI&redir_esc=y

 もうタイトルからしておかしいでしょう。しかも同じ人物を取材対象にしているのですから。剽窃でしょう。これで国民の理解が得られるのでしょうか。

『帰還せず 残留日本兵六〇年目の証言』
『未帰還兵     六十二年目の証言』

 繰り返しますが、内容どころか、構成もいっしょなら明らかに同じ文章を引用しているものがあります。

 もっとも、朝日新聞の池上彰さんのコラム掲載拒否を痛烈に批判しながら、ぼくのコラムをボツにしているような新聞社ですから。
 詳細は以下の場所に詳しいです。
http://aonumazezehihi.blog.fc2.com/blog-entry-122.html


 それどころか、こちらのまったく同じ題材を使ったドキュメンタリー映画の画像。もはやパクリそのものです。

『花と兵隊』という映画のカット。宣伝に使われていました。
パクリ画像1

※詳細は以下の場所で確認してみてください。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0007705
http://eiga.com/movie/54559/

 ぼくの作品の表紙と同じ画像をパクってますよね。
 このドキュメンタリー映画の監督は、森達也という人といっしょに東日本大震災関連のドキュメンタリーを撮っていたようです。
 同じ思考なのでしょうね。

 因みに、ぼくの作品の表紙の写真は、ぼくが撮りました。



プロフィール

あおぬまよういちろう

Author:あおぬまよういちろう
【青沼陽一郎】
「ジャーナリスト」(週刊文春・週刊新潮)と呼ばれたり、
「ノンフィクション作家」(週刊現代)と呼ばれたり。
 日本文藝家協会・会員名簿には「作家・ジャーナリスト」とある。
 著書に『池袋通り魔との往復書簡』『オウム裁判傍笑記』(小学館文庫)『食料植民地ニッポン』(小学館)『裁判員Xの悲劇』(講談社)『私が見た21の死刑判決』(文春新書)『帰還せず-残留日本兵六〇年目の証言-』(新潮文庫)など。
 映像ドキュメンタリーに『虚像の神様〜麻原法廷漫画〜』シリーズ。

ぜぜ−ひひ【是々非々】
 よいことはよい、悪いことは悪いと公平な立場で判断すること。
「 是を是とし非を非とす る、之を知と謂い、是を非とし非を是とする、之を愚と謂う」『荀子』修身より

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR