地球はあなたを中心に回っているのでない

 このところ忙しく他のことに集中していて、
 なかなかブログを更新できるような状態になかったのですが、
 嬉しいことに更新を励ますご意見も頂戴したので、
 少しだけ最近あったことについて触れておきます。

 本当に自分の都合でしか、物事を考えない人というのは、
 この世の中にいるものなのですね。

 突然のことだったのですが、『創』という雑誌がぼくのもとに届きました。
 それも『週刊文春』の編集部に届いていました。
 同編集部に『創』から問い合わせがあって、ぼくに送本したいのだが、住所を教えてほしい、と言ってきたそうです。
 そこは気を遣った編集部が、ならば編集部宛に送ってくれ、と応じたそうです。
 編集部の方々は、間違いが起きないように、ちゃんと守っていてくれるのですね。
 有り難い。
 このところ忙しくて、それこそブログの更新もできないほどだったのですが、
 その中で文藝春秋を訪ねる機会ができたのが2月の終わりのこと。
 ようやく送られてきた『創』を手にすることになりました。

 ところが、中をみてびっくり。
 「謹呈」の付箋がついていたのですが、
 ぼくを名指しで取り上げた原稿は、なんと呼び捨て扱い。
 「敬称略」の添え書きもない。
 こんな失礼なことをされるのははじめて。
 執筆者がたっての願いで送って寄越したもののようですが、
 酷いことをするものです。

 この執筆者は、森達也という人でした。

 当人の2月20日更新のブログで、
「お手元には届いているはず」
「まさかそちらも黙り込むとは予想していなかった」
 などと息巻いていますが、
 相手の事情もきちんと確認できないでまくし立てる。
 しかも、記事に対する反応を期待しているようなのですが、
 最後には決まって、
「以降は黙殺する」
 と、ある。
 やれやれ……。どうしたものか。

 いままで、いろんな通り魔事件を取材してきましたが、
 こうした独り善がりの他責的傾向は、
 通り魔やストーカーに共通する性格、心理です。
 原稿の内容も、なぜ批判されているのか、その原因や根拠には一切触れず、
 とにかく自分は攻撃されている、と書く。
 いや、ほんとうにぼくの知る通り魔と同じ衝動。
 ちょっと怖くなりました。

 周囲の人たちからは、心配されて、
「もう無視したほうがいい」
「相手にしていたら、おまえの仕事もなくなるぞ」
 と、まで言われています。
 やれやれ……。

 相手にするつもりはないのですが、
 きっとこの人はまともに会話のできない人なのだと思います。

 ただ、記事の内容は、墓穴を掘るような、あまりにも酷いものだったので、
 時間があるときにでも解説してみたいと思います。
 そのほうが、森達也という人の正体がよくわかるでしょう。
 まあ、このブログを眺めてもらえば、
 彼の論拠が破綻していることはよくわかると思うのですが……


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残念ながら

傍観者からすると、青沼様のほうがよほどストーカーのように見えますよ。
森氏しかり、江川氏や重松氏しかり、あなたは自分よりも大きな仕事をした人を妬み、重箱の隅をつつくように非を探し出し、なんとか自分よりも低い位置に引きずり下ろそうとしている。
このブログはそのようにしか読めません。

他人をやみくもに非難し嘲笑する文章は、どんなに体裁を整えようとも、ただグロテスクです。
ジャーナリストを名乗るなら、背後から悪意の石を投げるようなことはおやめください。
石つぶてにたまりかね、当人が振り向いたら、知らぬ振りをして逃げるのはおやめください。
逃げ口上でごまかさず、自分が書いたことに責任を取り、きちんとお答えになってください。

誹謗中傷は、発した本人を貶めるだけです。
"批判"ならば、悪意の寄せ集めではなく、論拠をあきらかにし建設的な意見を提示していただきたいものです。
たとえ無料のブログであろうとも、それが文筆を生業とする者の良心ではありませんか?

青沼様に良いお仕事をしていただきたいと願っている出版関係者も多いはずです。
読者として、ジャーナリズムに期待を持ち続ける者として、まっとうなご活躍を願っております。

きちんとしましょう

森達也さんの言論のほうが一貫性があり、筋が通っていますよ。
青沼さんは森さんに対して、何か個人的な怨恨でもあるかのような印象を受けますが、それらの行為は自らの首を絞める行為につながります。

過去に相当な中傷を森さんに対して繰り返したのですから、きちんと反論をするべきです。

反駁もできない程度ならジャーナリストという肩書はやめてもらったほうが良いですね。

これ以上、沈黙していると、みっともないだけですよ。

期待しています

青沼さん、森氏に関する解説はぜひともお願いします。期待しています。

少し長くなり失礼しますが、コメント欄についての感想です。
麻原の犯行指示を全否定した弁護団の「弟子の暴走」論に同意し、それはほぼ確信にまで至ったと書きながら、一方で麻原が指示をしたとし、その矛盾を指摘されてもなお自分は矛盾していないと言い張り続ける森氏。この期に及んで彼を支持する人がいるのが理解できませんでしたが、ここを読んでなるほど思った点があります。彼らは、森氏への批判はおろか、森氏の言葉ですら都合の悪いことは見て見ぬふりするということです。
森氏は青沼さんらについて書いた「創」発売から約二週間後の2/20公式サイトコラムNo.148で、青沼や滝本は反論できないのか、黙り込むのは情けないなどと書いていました。ところがそのコラム内で自分が半年沈黙していたことを森氏自身が書いている。こんなあからさまな二重基準が書いてあるのですから、普通なら「自分は半年沈黙していたくせに相手には二週間以内に答えろというのか?」「自分は相手を黙サツ(漢字はNGワードに引っかかるようです)するのに相手には答えろと言っているのか?」という疑問がわくところです(ちなみに森氏は「A」試写後に滝本さんから直接聞かれた、映画製作資金の出所の件などについては半年どころか10年以上沈黙しています。9年後の「A3」連載(PB 2007年3月号)で質問されたことには触れましたが、そこでもあくまで答えなかった)。ところがAlatriste氏などは青沼さんが逃げているように書き、早急に返答せよと書く。
そして、本記事で森氏が前述コラムを書いたとき、そもそも「創」が青沼氏のもとに届いていなかったと指摘があった後も、自分のコメントの釈明もせずに相変わらず逃げるな逃げるなと言い張る。そうしている間に森氏は「創」5・6月号でこのブログのこの記事を論外ですらないから触れないとまた黙サツ宣言。

追伸
現代書館公式サイトのweb対談の第35回、36回で「A3」受賞時の抗議書や青沼さんについて言及があります。
第35回では斎藤美奈子氏が「A3」の問題で青沼さんらを批判していますが、肝心の抗議書で指摘している事実関係については「まあ事実誤認もあるだろう、と思います」「森達也だって全知全能ではないのだから、間違いも犯すだろう」などとしたうえで、あたかも些細なことをあげつらっているかのように書いています。青沼らの批判には全部反論できるとか矛盾などないとか豪語した森氏ですが、斎藤氏ですらこの書き様なのですからいい加減自分のやっていることに気付いてもらいたいものです。
プロフィール

あおぬまよういちろう

Author:あおぬまよういちろう
【青沼陽一郎】
「ジャーナリスト」(週刊文春・週刊新潮)と呼ばれたり、
「ノンフィクション作家」(週刊現代)と呼ばれたり。
 日本文藝家協会・会員名簿には「作家・ジャーナリスト」とある。
 著書に『池袋通り魔との往復書簡』『オウム裁判傍笑記』(小学館文庫)『食料植民地ニッポン』(小学館)『裁判員Xの悲劇』(講談社)『私が見た21の死刑判決』(文春新書)『帰還せず-残留日本兵六〇年目の証言-』(新潮文庫)など。
 映像ドキュメンタリーに『虚像の神様〜麻原法廷漫画〜』シリーズ。

ぜぜ−ひひ【是々非々】
 よいことはよい、悪いことは悪いと公平な立場で判断すること。
「 是を是とし非を非とす る、之を知と謂い、是を非とし非を是とする、之を愚と謂う」『荀子』修身より

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