死刑と死刑

 今朝3人の死刑が執行されました。

 なんという因果でしょうか。

 よりにもよって、
 本日発売の『週刊文春』にて、
 ぼくは「死刑」について寄稿しています。
 日本の死刑は「ロングドロップ方式」といって、
 ロープを首に巻いて1メートル以上を一気に落下させることで、
 頸椎が骨折し、延髄が破壊されて、瞬時に死に至る……
 なんて具体的なことも書いていたのですが、

 3人のうちのひとり、
 下関通り魔事件の上部康明死刑囚は、
 裁判を傍聴して、両親にも会いにいきましたし、
 また被害者遺族の方にもお話を伺った取材経験があります。
 姿を見て、声を聞いて、死刑を言い渡された人間が、
 実際に死刑を執行されたとなると、
 どこか複雑な心境になるものです。

「死刑に処せられる者は、それに値する罪を犯した者である。執行に伴う対象の精神的・肉体的苦痛は当然甘受すべきである」
 現行の絞首刑は憲法36条に定められた残虐な刑にあたる、
 と主張した大阪此花区パチンコ店放火殺人事件における、
 昨年10月31日の裁判員裁判の判決の一文です。

 是非、この日に読んで欲しい記事です。


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プロフィール

あおぬまよういちろう

Author:あおぬまよういちろう
【青沼陽一郎】
「ジャーナリスト」(週刊文春・週刊新潮)と呼ばれたり、
「ノンフィクション作家」(週刊現代)と呼ばれたり。
 日本文藝家協会・会員名簿には「作家・ジャーナリスト」とある。
 著書に『池袋通り魔との往復書簡』『オウム裁判傍笑記』(小学館文庫)『食料植民地ニッポン』(小学館)『裁判員Xの悲劇』(講談社)『私が見た21の死刑判決』(文春新書)『帰還せず-残留日本兵六〇年目の証言-』(新潮文庫)など。
 映像ドキュメンタリーに『虚像の神様〜麻原法廷漫画〜』シリーズ。

ぜぜ−ひひ【是々非々】
 よいことはよい、悪いことは悪いと公平な立場で判断すること。
「 是を是とし非を非とす る、之を知と謂い、是を非とし非を是とする、之を愚と謂う」『荀子』修身より

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