『フクシマ世代』の人々へ

「フクシマ世代」という言葉があります。
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 東日本大震災の直後からチェルノブイリ原子力発電所のある地元ウクライナの医療関係者が使っていた言葉です。
 史上最悪と言われるチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故が起きたとき、この世に存在し、周辺地域で被曝した人々のことを「チェルノブイリ世代」と呼んでいます。
 原発事故で子どもの甲状腺に癌が多発したことは、いまではよく知られていますが、これも事故のあとに生まれた子どもたに発症の傾向が見られなかったことから、「チェルノブイリ世代」と原発事故の因果関係が認められたものです。
 そして、「チェルノブイリ世代」を苦しめているさまざまな健康被害は、確実に「フクシマ世代」にもやって来ます。
 事故直後から今日に至るまでの日本政府の対応も、被害を食い止めることのできなかった大きな要因でしょう。
「フクシマ世代」とは言いますが、あの事故の当時は確実に東京も被曝しています。限定された地域ばかりの話ではありません。あのとき、東京に暮らしていた人たちも「フクシマ世代」になるのです。
 もちろん、海も汚染されています。チェルノブイリの事故では見られなかった海の汚染は、日本が世界ではじめて体験する事態です。それも、海の恵みに育まれて生きてきた日本人にとっては、深刻なものになるはずです。
 そうしたことを知って欲しくて、事故直後からずっと時間をかけて取材を続けてきた現実を一冊の本にまとめました。

 本が出ます。ぼくの書いた本です。ノンフィクションです。是非、手にとってみてください。

フクシマカタストロフ カバー・帯

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プロフィール

あおぬまよういちろう

Author:あおぬまよういちろう
【青沼陽一郎】
「ジャーナリスト」(週刊文春・週刊新潮)と呼ばれたり、
「ノンフィクション作家」(週刊現代)と呼ばれたり。
 日本文藝家協会・会員名簿には「作家・ジャーナリスト」とある。
 著書に『池袋通り魔との往復書簡』『オウム裁判傍笑記』(小学館文庫)『食料植民地ニッポン』(小学館)『裁判員Xの悲劇』(講談社)『私が見た21の死刑判決』(文春新書)『帰還せず-残留日本兵六〇年目の証言-』(新潮文庫)など。
 映像ドキュメンタリーに『虚像の神様〜麻原法廷漫画〜』シリーズ。

ぜぜ−ひひ【是々非々】
 よいことはよい、悪いことは悪いと公平な立場で判断すること。
「 是を是とし非を非とす る、之を知と謂い、是を非とし非を是とする、之を愚と謂う」『荀子』修身より

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