騒乱ウクライナの首都キエフに学ぶ東京のなすべきこと

来月で3年!『フクシマ カタストロフ』フクシマ世代

騒乱ウクライナに学ぶ東京の未来
 暴動による多数の死者を出し、政権の崩壊が進むウクライナ。チェルノブイリ原子力発電所は、このウクライナにあります。
 暴動の起きている首都キエフは、チェルノブイリ原子力発電所の取材の拠点として、長期間滞在していた場所です。
 あの独立広場が衝突の現場となり、死者が出ているなんて。

ウクライナの首都キエフの独立広場 ※写真はクリックすると拡大します
キエフ独立広場
 事態を伝える報道画像によると、写真の右側の建物は真っ黒に焼けています。屋上に突出しているのは巨大なモニター掲示版なのですが、これも破戒されていました。
 広場の荒廃ぶりに、少なからず衝撃を受けています。

キエフの子どもたちはいまでも検査を受ける
 首都キエフは、チェルノブイリ原子力発電所から100キロ余り離れていますが、いまでも子どもが幼稚園に入るときには甲状腺の検査を必要としています。検査を受けなければ学校に入ることもできません。
 それだけ、原発事故の被害が深刻だった場所でもあります。
 だとしたら、東京の子どもたちの甲状腺の検査も実施すべきではないでしょうか。
 東日本大震災直後に、確実に日本の首都東京も被曝しているのですから。
 東京の金町浄水場から甲状腺癌を引き起こすとされる放射性ヨウ素131が検出さて、政府が注意を呼び掛けたことが、その証拠です。あれは河川から流れてきたものではなく、東京上空から降り注いだものです。
 いま、福島県では相次いで子どもの甲状腺癌が見つかっています。

 そして、これが国外脱出を阻止されたヤヌコーヴィチ大統領。
 ぼくのすぐ目の前で演説をしているときの模様です。

ウクライナのヤヌコーヴィチ大統領 ※写真はクリックすると拡大します
ヤヌコーヴィチ

 場所はチェルノブイリ原子力発電所の敷地内。死者の慰霊碑の前。2011年の東日本大震災の直後の4月26日。ちょうどあの事故から25年を迎えた記念式典の演説。その中に「フクシマ」の言葉が繰り返し出てきました。
 その隣にいるのは、ロシアの当時のメドベージェフ大統領(小さい!)

ふたりの大統領

 この時から、見えない糸で繋がっていたのかも……。
 ふたりのスタンドマイクを結ぶ蜘蛛の糸が印象的でした。

蜘蛛の糸
※写真はクリックすると拡大します

 キエフの被災状況や東京の被曝の現実、争乱の中心にいるヤヌコーヴィチ大統領とあの時の記念式典の模様もぼくの本の中に出てきます。
 読んでみてください。そして、いっしょに考えてみてください。
 ぼくはいまでも、東京や首都圏の子どもたちにも甲状腺の検査は必要だと思っています。
 いまのフクシマに起きていることを知れば、なおさらです。




フクシマカタストロフ カバー・帯 http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163900148
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

あおぬまよういちろう

Author:あおぬまよういちろう
【青沼陽一郎】
「ジャーナリスト」(週刊文春・週刊新潮)と呼ばれたり、
「ノンフィクション作家」(週刊現代)と呼ばれたり。
 日本文藝家協会・会員名簿には「作家・ジャーナリスト」とある。
 著書に『池袋通り魔との往復書簡』『オウム裁判傍笑記』(小学館文庫)『食料植民地ニッポン』(小学館)『裁判員Xの悲劇』(講談社)『私が見た21の死刑判決』(文春新書)『帰還せず-残留日本兵六〇年目の証言-』(新潮文庫)など。
 映像ドキュメンタリーに『虚像の神様〜麻原法廷漫画〜』シリーズ。

ぜぜ−ひひ【是々非々】
 よいことはよい、悪いことは悪いと公平な立場で判断すること。
「 是を是とし非を非とす る、之を知と謂い、是を非とし非を是とする、之を愚と謂う」『荀子』修身より

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR